LOVEのひろいばなし Vol.81「ラヴです、イヴです。」

今週も私のメモリーの残量が少量につき、我が家のうさぎ、ボノに書いてもらおうかと思ったんですけど、ちょっとボノもこちらを見て見ないをふりしてるっぽいので、どうも、私です。

「ラヴです、イヴです!二人合わせて、メリークリスマスです!よろしくおねがいします!」

言いたかっただけです。しかも間違っております。本日はイヴイヴです。つまり、まだプレゼントが間に合う、ということです。明日楽ですとか、アマゾンですとか。人にも、自分にも届きますよ、二十五日までに。

先日、驚きの数字をみました。プレゼントをもらう予定がある割合がどれくらいか、というもの。二十代女性で三割、三十代女性になると二割だそうです。男性の数字がなかったので偏った情報だなあ、なんで?と思ったら、どうやらカップル間での数字だそうで、つまりそもそもこのアンケートの存在自体、「クリスマスプレゼントは女性に対して男性が送るもの」という認識なのか、と驚いたのです。なんだそれ。聞いてないけど。

これ、どこがやってるアンケート?と思いましたら、「ネット上のアンケートによると」としか書いてありません。ネット上って。どこ。誰。何人を対象にしたのよ。

ちょっと、私、クリスマスシーズンを大事にしている者としては、なんだか釈然としないデータでしたので気になってしまいまして。

ほんとのところは、世の何割の人たちが、人にギフトをあげる精神や交換するマインドをこの時期に持っているのかということを知りたくなってしまいまして。

さらに調べてみました。

速攻で「全体の六割が家族やパートナーなどにギフトを贈る」という数字が見つかりました。スリーエム株式会社という美容メーカーが二十代~五十代以上の百名にアンケートを実施したものでした。大きな人数ではないものの、あー、ほっとした。「世の数字の印象操作ってこんなものか、自分の目も頼りになんないな」などと頭の片隅で思いながら、それでもやはりクリスマスにギフトを贈り合う人々が少なくともとあるアンケートでは六割はいるということに、せめてもの気分でほっとしました。

クリスマスって、誕生日以外で母の日や父の日などの肩書きを区切ることすらなく、誰もがギフトを贈りあっていい日なんですよね。バレンタインほどのプレッシャーもない。その自由度の高さが私は大好きなのです。

私自身、クリスマスの本来の欧米的な意味よりも、より日本的な気持ちで友人や身近な方々にお渡ししております。「今年もお世話になりまして」の感謝の念と、「今年も大変ご迷惑をおかけいたしまして」と、かけた迷惑をチャラにしてほしい一心を掛け合わせて。そんなに高価なものじゃないですが、気持ちだけでも、とお渡しする時の、「え?私に?」っていうあの顔が好きなのです。

もらえると思っていなかった方々がびっくりして受け取ってくれるときの、あの顔。

彼氏や彼女は、交換することが会話に上がったりもするから想定内。でも、ギフトをもらい慣れていない方、恐縮するような方、いつも人に何かをあげてばっかりの人などにギフトをお渡ししてみるといいリアクションが返ってきたりします。喜んでくれたり、ちょっとビビったり、時には訝しがられたりして、大変面白い。

忙しい時期ですから、なんとなく終わってしまう、という人も多いと思います。でもそんな方にこそ、誰かにギフトを贈ってみて欲しいです。それだけでも節目になりますから。

この時期に思い出すのは、昔 Proving Your Loveという曲に書いたことです。ギフトって、贈る練習にもなり、受け取る練習にもなるっていうあれです。

素敵に結んであるリボンを解くときに「これどうやって結んだんだろう」って考える人はいつか同じように結べるようにやがてなるかも。例え自分にはこの結び方はできない、とギブアップしたとしても、そのすごさや価値がよりわかるようになるものです。

それが愛だとしても同じこと。

ギフトって一見贈る人のほうが優しいように見えますが、そうとは限らない。受け取ってくれる人がいないと、愛って行き場がないものです。押し付けたら意味がないのです。人が受け取りやすいように何かを贈ってあげられるように私はなりたいのです。

ある時から、人から何かをいただいた時も恐縮しすぎず、受け取る練習にさせてもらうように意識しました。すみませんではなく、ありがとうが言える人になりたいと思ったのです。しっかり人の気持ちを受けとれるようになって初めて、贈る側の気持ちがわかることもあるのだろうと。

贈る、も、受け取る、も、上達するまでは指の隙間からたくさんのキラキラしたものがこぼれて落ちていくような感覚があります。プレゼントでも愛でも、優しさでも許しあいでもなんでもいい。世の十割の人たちが、その練習を繰り返して、いつの日かみんなで大きな気持ちのギフトのサイクルを作れる、そんな日が来ることを祈っております。

今日ならイヴイヴですから、いろんなことが、きっとまだ間に合います。何かを贈ってもいいのかもしれません。人にでも、ご自分にでも。

「以上、受け取り上手になりたいラヴと?

贈り上手になりたいイヴでした!

二人合わせて、メリークリスマスでした!」

 

我が家では、子供の頃からクリスマスプレゼントはツリーの下にありました。クリスマスまで一ヶ月を切った頃からぽつぽつと家族内でギフトを用意したものがツリーの下に置かれはじめ、二十五日の朝がきたら開ける。その日を楽しみに待つ間にクリスマス気分が高まるというシステムでした。多分、これは欧米式ですね。

今年の十一月後半だったかしら。四歳のお子さんを持つ友人に、最初のギフトを預けました。ツリーの下に置くシステムを説明したら、子どもがちゃんと開けずに待てるかなあ!と心配されていたのですが、どうやらしっかり開けずに眺めて待っているみたいです。

私はこどものころ、二十五日だけは早起きをして、サンタさんからのギフトを枕元に見つけては大喜びし、そのままリビングへダッシュして一人でギフトを開けていました。家族はまだ寝ている静かでちょっと冷たいリビングの空気を独り占めして、ビリビリとラッピングを開けてそのまま新しいおもちゃで遊び始めたり、本を読み始めたりしたものです。

来年の話は気が早いけれど、楽しい時間が長くなるのでおすすめです。一ヶ月前くらいから、ぜひやってみてください。


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