LOVEのひろいばなし Vol.73「エイジレスの秘訣」

チベットに移住して現地のチベタンボーイフレンドと結婚した友人。一時帰国していたので、久々に一瞬会ってきました。

しばらく会ってないうちに、ふたりも子どもを連れていてびっくり。我が姉の時もそうだったのですが、お腹が大きいところを見ていれば「あ、出てきたね」って受け入れられるのです。ただ妊娠中に会っていないと、いきなりもう一人がどこからともなくひょこっと現れた感じがするので「おまえさん、どこから来たんだ」ってなる。まるで宇宙人を見るような気持ち。急な増殖。不思議現象。ピクミンか。

なにはともあれ、旦那を現地に残して二人も幼児を抱えて、よりによってたまたま仕事終わりで落ち合ったのが六本木だったもんですから、歩道を歩くのも一苦労。いちいちそりゃ大変だよなと、一人を抱いて一人をベビーカーに乗せて押している姿を見ながら私は尊敬の念を抱いておりました。異国、しかもチベットに嫁いだだけでも色々大変で、私には想像もつかない生活だろうに、二人も面倒見て、仕事して。なんなら根っからのチベットノリで「ほわああああああああ」っとしている旦那の面倒まで普段見てて。ほんとうにすごい。あんた、百馬力だよ。

一方の友人は友人で私から感銘を受けていた模様。ポイントが二点あったそうです。

「アラフォーでなかなかできないよ、そのちょんまげヘア!」

「まじでしわなさすぎ!」

……他になかったか?笑

とはいえ彼女的には「ステージに立つ人ならではのことなのかもしれないけど、でも本気でエイジレスの秘訣をメルマガに書いてほしい」とのこと。

そんなもん、あるなら私も知りたいわと思ったものの。そういえば私も来年、四十歳になる年齢です。女性の四十といえば、彼女のように母だったり、私のような自由業だったり、またそれぞれのキャリアやら収入やらなんだかんだで、ライフスタイルの差も激しく違ってくる頃です。見た目も人それぞれ。

みんながどのくらいどんなお手入れをしているのかは私も気になるところです。なので、おそらくこのメルマガの読者の方々にも少なからず興味を持っていただけるのかも、と思い、今日は美容話をしてみます。

ただのお手入れ話です。色気もへったくれもございませんが、ごく具体的なプロダクトなども記してみましょうか。とはいえ肌質は人それぞれなので参考程度に、どうぞ。

私は元来、気にしなさすぎ、寝なさすぎ、肌荒れすぎだった時代も長いです。でもラッキーなことに担当しているラジオ番組が美容雑誌VoCEとのコラボも長かったので、お手頃なものから超お高いプロダクトまで、色々経験させてもらえる機会に恵まれました。化粧水もクリームも一万円するやつとか、モノによりけりですけど、すごいものはやっぱりすごいんですね。MTメタトロンってシリーズは経験した中で一番最強でした。SKⅡ超え。

けどね。続きませんのや。LOVEさんは、通常の女子はまず買わないでしょう、変え弦やら録音ソフトやらを定期的に買わないといけませんのや。一年に一度は楽器のメンテなど、自分より、ギターをエステに出してやらんといけませんのや。

そのうえモノグサな私ですから、何をもってして美容をがんばるか、そのメンタリティーこそが財産だと思っております。人生の先輩方から言われて胸に刻んだメンタリティーなどもプロダクトと共にご紹介していきましょう。「え!今日の話、つまんな」と思った男子にもお役に立てるといいのですが。ものによっては、誰かにプレゼントしたら喜ばれるかもですし。

はい、まずクレンジング。

メイク落とし、は白胡麻オイル(食用)です。インドのエステ、アーユルベーダで若返りオイルとして使われているのは白胡麻オイルなんだそうですよ。百度を超えないように注意しながら一度鍋で熱して火を通してから、瓶に詰め直して使っています。これをキュアリングという。不純物を取り除いて保存期間を長くできるのと、抗酸化成分のセサモールを生成させることができる……などと深く考える必要はありません。百度を超えないように熱するだけ。元のオイルよりサラサラになるから伸びもいいです。ボディオイルとしてお風呂に置いておいて、出る前に全身にざばざば塗ってシャワーで流すだけで、冬は乾燥知らずです。普通のオイルクレンジングみたいに乳化して本来の肌の油分がとれすぎちゃう、なんてこともないです。本当にただの油ですので。心置きなく使えます。ビバ、太白胡麻油。

つづいて洗顔です。

「洗った感じがしないんですけど?」と半信半疑だったところ「騙されたと思ってしばらく使ってみ」と美容オタクの友人にすすめられたままに使っていて定着しました。論文などに基づいてプロダクトを作っているメリカのブランドPaula’s Choiceのクリアクレンザーです。無添加系。日本に店舗はないのでネットでゲットです。肌が安定しました。

で、洗顔における金言は我が社長の言葉です。

「メイク落とさずに寝たら一晩で一週間分、肌が老けるからね」

ひぃぃぃぃぃ。うちの社長はどんだけベロベロのへべれけで帰宅しても必ず洗顔するそうです。だから昔からあんなに美しいのか、と納得。メイクを落とさずに寝るたびに、“また死が近づいてしまった”とあえて強めに思いながら暮らすといいでしょう。

続いて保湿です。オイル、化粧水、美容液、クリーム。

まずブースター代わりにオイルです。これまでとは段違いで良かったのが、まさかのラジオショッピングで出会ったVircheのマルラオイル!アフリカのマルラの実の種の中からちょっとだけ取れる希少なオイル。ヨーロッパに渡ったのもここ最近だそうですので、アフリカンマダムたちだけの内緒のオイルだったのかもしれません。オイルマニアとしては本当に歴代一位。これはすごい。肌も柔らかく、保湿力がぐんと上がりました。

からの化粧水。正直、どれでもいいです。ははは。あるやつ。なんなら水道水でもいい。ばしゃばしゃ。私は今はPaula’s Choiceのレジスト・アドバンスド・トナーと、Vircheの化粧水と、ちふれの化粧水が三本並んでいます。乾燥具合によって変えております。

で、美容液がおすすめ。これが最強に効いているのかもしれない。休み休み使ってますけども。Paula’s Choiceの「 CLINICAL 20%ナイアシンアミド・トリートメント」です。

水溶性ビタミンBであるナイアシンアミドは、抗酸化、紫外線ダメージによるDNA修復、肌荒れ抑制、メラニン抑制(美白)、皮脂分泌抑制(ニキビ肌改善)、しわや毛穴の開きを整える(スキントーン整える)など、超優秀な成分が濃いめで入っております。レモンサワーでも二十%は濃いですもんね。

冬はこれにクリーム足します。NIVEA青缶です。以上です。

そして保湿ケアにおけるメンタリティーは、私の関西のコンサートイベンターK氏による名言です。

「自己嫌悪と開き直りはブスの素だからな」

二十代のときに、とてもぶっとい釘をさされました。「どうせあたしの話なんかババアの戯言ですよ」ですとか「もうおばちゃんだから」「こちとら女優じゃねんだ」とか、そういうのこれからいくつになっても言わないでね、と。美容に限らずですが、自己嫌悪と開き直りには生産性がないんだそうで、そういうモードに入りそうになったらなるべく早く引き上げるが勝ちとのこと。なるほど、その通りだと思うようになりました。美容に限らず、嫌なことがあった日も、私のメンタルのリカバリーに今も非常に役立っている教えです。

二十代は長らく、ライブの日に限って大きな吹き出物が出る癖がありました。緊張してホルモンやらなんやら調子が狂って、その日に向けて必ず出てたんだと思います。仕方がないので「おともだち」と呼んでいました。またおともだちが一緒に出てますよと。「おともだち」なんだから、寂しくないし今日はがんばれるぞ、と。繊細さんによるいじらしい変換法ではありましたが、吹き出物なんて、ない方がいいに決まってます。

一日の終わりにフェイシャルケアってしますけど、雑になってる時もありますよね。そういうときって必ず疲れてますよね。なーんか、顔に疲れって出ちゃいますよね。その日の疲れ、その日のうちに、ケアしたいものです。

体に優しく、自分に優しく。寒くなってきましたし、季節の変わり目、肌も荒れやすくなる時期です。どうぞ労ってさしあげてください。本当は、肌のためにさらに腸を綺麗にしていく根本的なプロセスが始まるのですが、それはまた今度。

あっ、そうだそうだ、自分じゃなかなか買わない分プレゼントで喜ばれる候補の化粧品も置いておきましょう。つまりお高いやつ。何かとお土産にするとか。ボーイフレンドの皆さんは、ガールフレンドさんに、サンタクローせればいいと思うよ。こちらも参考までにどうぞ。

私調べ、銀賞。 ゲラン、アベイユロイヤルのアドバンストウォーターリーオイル。 同じく、ゲラン、アベイユロイヤルのロイヤルクリーム。ちゃりーん!!

私調べ、金賞。 MTメタトロンのクレンジングジェル。 同じく、MTメタトロンのMTステムクリーム。調べてみてみて……ちゃりーんちゃりーん!!

 

世の中には本当にべらぼうに美しい人たちが一部いらっしゃるのを目の当たりにする機会も仕事柄多いです。「たはぁっ」って息が出るほど美しい方々。それに比べたら自分など特にお金もかけておりませんし、エステに行くこともありません。それなりに日常的に歳を重ねてきている方ではないかと思いつつ。ここからまたしっかりお手入れしていかないとなあと思っています。

美しく歳を重ねることに憧れがありますので、その極意を、秘訣を、聞ける機会があるならば私も片っ端から知りとうございます。

ふと思い出したのが、椎名林檎さんが、四十になる年に行ったコンサートが「不惑の余裕」というタイトルだったこと。そして、その時の林檎さんが、んもうこれどうしましょうってくらいべらぼうに美しかったこと。もちろんメイクさんだってプロ中のプロが現場にいらっしゃるんでしょうけども。美しかった。でもそれはやっぱり外見だけじゃなくて、やってきたこと、積み重ねてきたキャリアのかっこよさがあっての美しさでした。

不惑の余裕。

「四十にして惑わず」ですよね。

四十年も生きていれば惑うことなどなくなるものだ、という、例の有名な孔子の言葉を文字ってらっしゃったわけです。林檎さんなんてさらに、「不惑の余裕」ですよ。

どうしよう、余裕。私まだまだ出てない。

ていうかまだまだ普通に思いっきり惑ってますけど。

しょーもない、と、しょーもなくない、の違いぐらいは早く仕分けられるようになったかもしれないけど。孔子、あんた四十の時、どんだけだったのよと思って原文を久々に見直しました。

『子曰わく、吾十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳順い、七十にして心の欲する所に従へども矩を踰えず。』

つまり十五歳で学問を志し、三十歳で学問の基礎ができて自立することができ、四十歳で迷うことがなくなり、五十歳で自分の使命を知り、六十歳で人の言葉を素直に聞けるようになり、七十歳で心のままに生きても人道に背くことはなくなった、ってことで合ってます?

孔子さんや。私バージョンで書き直すとこうなってしまいますよ。

十五歳で作曲に目覚め、三十歳で白目をむき、四十にしてやっと人生が楽しくてへらへらしてますけど、うわ、こっからまたがんばって五十にして願わくばなんらかの帝国を築き、六十でどっか移住、七十で道楽のように音楽を……。

やばい、なんの参考にもならない。

とりあえず肌の手入れはこれからもますます頑張ろうと思いますけど、「六十歳で人の言葉を素直に聞けるように」なる気もしないですし。まずは「四十にして惑わず」が来年、できるかなあ。どうかなあ。


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