LOVEのひろいばなし Vol.66「望洋とした自由」

日本にずっといることになるとは思ってなかったです。

十八歳で大学入学&バンドデビューを機に上京したときから、もう目の前のことで手一杯。ろくに未来設計などせずやってきました。せめて来年とか再来年までのことぐらいは想像するけれど、予定を立てても予定通りに行った試しがないです。いろんなことが起こるので、それに「わあ」とか「いえい」とかリアクションしながら、完全なるアドリブをかましつづけてきて今がある私です。

自分だけの脳みそよりも、どなたかと出会って潮流が変わるとか、思いつきで急にメルマガ始めるとか、相馬の人の声が聞こえるとか、必要にかられて何かを始めるとか、そういう感じでやってきて、気づくと一年があっという間に過ぎていく、その繰り返し。

あ、ちなみに先に言いますが、今日は特にオチもなにもない、つらつら話です。完全なる雑談。普段は目の前のキャベツにガツガツ食らい付いているだけのうさぎが、ふいに窓の外の空を眺めてぼうっとしているのを発見して「どうしたの、外に行きたいの?」と背後から眺めている気持ちで読んでください。

実際、まさにそんな気持ち。忙しなく動いている仕事の手や脳のせかせかを止めて全てから距離を取り、急にぼうっと脳内トリップしたくなる時があるのです。もともと、私は置かれた状況で最大限楽しんでやる能力は高い方だと思います(もしくはマゾともいう)。ですが、その、どんな状況でも楽しめてしまう能力を一瞬止めたくなる瞬間があるのです。

これからどうしようかな〜、何やろうかな〜、と。

例えばビジネスで成功している人は、鮮明に自分の成功した後の姿を描いていて、そこにまっしぐらに向かいやすいんだとか。でも、多分そんな人でさえ、似たようなことを折々に思っているのでは。

これからどうしようかな〜、何やろうかな〜、って。

というのも、やるべきことってやるのみなんですよね。やりゃあいい。やる。目標を立てたら絶対にやり切ります。工夫しながら、現実と折り合いをつけながら、先読みして、勉強して、リスクヘッジして挑戦して、最大限後悔しないようにやる。やるべきことって大体が大変なことなんだけど、集中力と行動力のコントロールさえできれば、ある意味、楽なんです。だってもうやるって決まってるから、それだけでも楽。時間割の中でちゃんとコマに色がついているだけでも、助かる。

むしろ、ふにゃふにゃのことを考える方が脳と感性と全身を使う。

全く行かなくていい。けど本当に行きたいのはどこだ。台湾かベトナムか。

全くやらなくていい。けど、チョコレートケーキの美味しいのを作りたい。今日、やるか。

全く見なくていい。けど、アラスカの映像がみたい。探すか。

いやまじでどうでもいい。けど、アンダーザシーのえびのモノマネを完璧にしたい。やるか。

全くしなくていい。けど移住したい。どこだ。どこならしっくりくるのだ。

とか、そういうやつ。くだらないレベルからライフスタイルが変わってしまいそうなアイデアまで。心が決まるまでの、材料が揃ってない状態が、一番心を使う。

十代の頃の私は、今のこの年になるころには自分は絶対に日本にいない、と漠然と思っていました。が、もう二十年東京にいるのです。東京という街自体はとても楽しいです。出かけるたびにいまだに新発見があるぐらい。ただ、同じ都市に暮らし続けている自分に、とっくの昔にめちゃくちゃ飽きているのです。

数年に一度、アイスランドやらチベットやら、なるべく非日常な遠いところまで旅行して、心のバランスをとってきました。パンデミック以降は国内もガンガン目を向けてみました。旅行はいくらでもしたい。けど住環境として「ここだ!」と思うところはまだない。どの都市だ?そしてそれは何故だ?ともう十年近くですかね、探し続けているのです。

先祖が実は大分でしたとか。前世がベルリンでしたとか。旦那さんになる人が台湾出身なのでとか。やっぱうさぎの餌の牧草商売始めるんでニュージーランドにします、とか。何かの理由にきっと出会う日が来ると思っていたけれど、まだピンと来ない。

もしくは、このまま私はずっと東京に暮らすのでしょうか(知らねえよ)。

東京エフエムの番組が続く限りは責任を持って取り組むつもりです。でも私は社員ではないのでなにかしら雇用保証があるわけではない。なんならラジオの世界には契約書というものすらないので(これにはいまだに驚いています)、信頼あるのみ。でも企画が変わって「LOVEちゃんもういい」って言われたら来月にでも番組ってなくなるんですよね。逆に私が「もういい」と思ったらいつでも辞めることができますし。で、この話は辞める辞めないが本質ではないです。

私はいつでも、めちゃくちゃ自由だということなのです。

そして、自由というものはときにものすごく果てしなく望洋として感じられる時があるのです。

この世で叶わざる夢の正体のだいたいが、「お金がないからできない」と思い込んでいる結果だと思っています。たしかにお金がないと無理なこともあるけど。でもどうしても何かを「やりたいからやる」と決めた人間は、必要な時間をかけて必要なお金を貯めて、大体のことはいつの日か絶対にやり遂げられるということを私は知っています。

だって、人ってまじで、普段からですよ、やりたいことしかやらない、やってないですから。

ちなみに、本当にやりたくないことやりつづけたら人って壊れるようにできてるんだと思います。で、壊れない程度にやりたくないことをできるってことは、それと引き換えに手にしている何かを選んでいるはずなのです。もしくはただの生存本能。現状ってやつは、ほとんどが自分の選択の連続の結晶だなと思います。

だから、外的要素にひとつも影響されず、強制されず、必要にかられずに自分の中から生まれる「やりたいからやる」があったら、ものすごく大事にした方がいいと思うんです。

ちなみに、一年に一回、とか、そんなレベルでは私は満足できないです。年がら年中、「やりたいからやる」だけで予定を埋めたい派です。それが、わがままなのか、あるがままなのかはよくわからないですが。

で、ついつい「やるべきこと」で忙しくしていると、めちゃくちゃ楽しく毎日を過ごしているのに、あれ、何がやりたかったんだっけ?と立ち止まりたくなる時もあるのです。とにかく外世界をシャットアウトして、うさぎでも抱いて自分の中から何が出てくるかを待ちたくなる瞬間。

これからどうしようかな〜、何やろうかな〜。本当に本当に本当のところは、何やりたいんだっけな〜。

 

住みたい場所、住みたい土地、住みたい国。どこなんでしょうね。

連日のニュースや Twitterのトレンドを見るのにそろそろ疲れてきたなと思った先日、今の日本に「住むのも税金納めるのも、すげーやだ!!」と、久々に、全身の細胞がぷるぷるしながら地団駄踏むぐらい嫌がるので、「まあ待ちなさいよ、私に任せなさいよ」と趣味の物件探しスーパーパワーを発揮してみました。

住むこと自体よりも、自分がどういうものを好きなのか、何をしたらワクワクするのかを知るために、ひたすら物件を見ています。

あるよ!いいとこ!!

完全にどうでもいい情報のシェアですが、「あのさ、友達じゃねんだから、こんなの送りつけんなや」とでも言いながらご覧ください。

三浦半島、畑あり、海近、キッチン最高、ナイス一軒家!!! https://bukkenfan.jp/e/5864516339510543487

もしくはこちら、学芸大学の木造豪邸。たのしそう!!! https://bukkenfan.jp/e/5864516339510542692

うわー、住みたい。こういう家に住みたい。くううう!


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