LOVEのひろいばなし Vol.136「空って」

SOMA BLUE PROJECT、ある意味で、今年は集大成です。
ものすごく簡単にいうと、福島にいる他人の子を、まるで親戚かのように、小学一年生から高校三年生まで勝手に見守って、子ども時代からの卒業を、日本全国の心優しい人たちを巻き込んで盛大に祝おうとしている大阪出身の他人。LOVEです、どうも。変人か。
三度目のクラウドファンディング、終わらない旅路が続いています。一月いっぱいチャレンジは続きます。本当に皆さんの暖かい気持ちに何度も涙線がゆるみながらの数週間。この間、能登半島地震もあり、いまだにニュースの映像がつらくて、私はあまり映像類を見れずにいます。がんばれ、耐えて、無理しないで、めげないで、暖かいもの食べて、みんな生きていて、怪我しないで。って叫びたくなる本心。SNSで言いたいことではないので、あまり発信もできておりませぬ。
でも、このSOMA BLUE PROJECTが今年また一つ成功できたなら、能登の復興が長期に渡った時にも、こうやって続けることを先に広げる一つの例になれたとして、役に立てるんじゃないか。ものすごく遠回りで、身勝手な発想かもしれないけれど。
来週は、相馬の高校生といよいよ草スキーに飾る注意書きパネルを作るオリエンテーリングも始まります。今回の草スキーデザイン監修のアーティスト・ヒロ杉山さんは京都造形芸術大学の客員教授でもいらっしゃいます。そんな彼の指導のもと、高校生美術部にプロダクトデザインを体験してもらうのです。ZOOMで2校つないで、ミーティング。わたくし、オーガナイザー。楽しく進行できるといいな!といいつつ、ひしひしと迫るパネルの納期との狭間で胃が痛い。ああ、怖い。草スキーの完成、卒業式に間に合うかな!ドキドキ!
そんなふうに目線を変えるようにもしながら、毎日何かを書いたり、資料を作ったり、デスクの中村さんがフル勤務しています。相馬のためか、自分のためか、能登のためかよくわかんなくなってきたけど、ぜんぶ未来のためにやるぞと言いながら。
目線を変える、といえば。今日はほんとにちょっとしたお話です。
ささやかな模様替えをしたんですね。窓を背にしていたデスクを、真逆にして窓に向かう形に配置し直しました。
この窓は大きく西向きなので、特に午後はさんさんと太陽が直撃して参ります。なので遮光カーテンを引いていても十分明るい。で、夕方になってくると遮光カーテンを開けて、レースのカーテンにしています。
晴れた日はちょうど夕日が眩しくなる夕方になると、レースカーテンにオレンジの太陽が踊るのです。そのぐらいのタイミングでシャーっとカーテンを開けると、PCの画面越しに、遠くの山陵と空が見えます。手前には近くのビル群も見える。ゴミ処理場のえんとつも遠くでちかちかと光ってます。
毎日、建物は変わらず同じ景色なんですけど、私、びっくりしたんです。
こんなにも日々、空の表情が違うのか、と。
ある時は空を舞う龍のように。あるときは御伽ばなしの綿飴のように。雨の日ですら、雲の隙間に見える晴れ間が表情があったりして。空の色も、雲の表情も全然違う。定点カメラを見ているのと同じですから、その移り変わりがこんなにもあるのか、と驚いたのです。
もう何年か住んでる部屋なのに、全然知らなかった!
このひろいばなしを書いている今も、まるでアメリカのビンテージ映画みたいにおしゃれなターコイズとオレンジとプラムレッドみたいなグラデーションが降りてきたと思ったら、沈む直前の地平線が一瞬だけ柔らかいピンクになり、そして、とぷん、と向こうがわへ消えていきました。
なんか、すごいんですけど。
もし私が宇宙船にぶち込まれて移住する惑星まで○光年の旅、とかなんとかに出なきゃいけないとして。やっぱ必要ですね。「嘘でも、空、いるわ!」って想いました。大スクリーンで毎日違う空を映してくれたら、頑張れるかもしれない。
いやもう、まじで気分が全然違うんですけど。
デスクが壁を向いていたときも、これはこれで視界に邪魔が入らないから集中できていると思っていたけれど。パソコン越しにぼうっと一瞬でも空を見れるだけで、こんなに違うんですね。切り替えというか、がんばれるというか、時が止まらない、というか。リフレッシュになるんですね。 空、すごいです。 目線を変えるといい、ってよく言いますけど。
空って、まじですごいです。
……結論、それ。
もし「うっすら知り合い」程度の人がこの話を真面目にしてきたら「ははは…そうですか」と話題を変えかねないくらい、ちょっと自分に酔いしれた「ポエマー」感もありますけど。
もしくは二十代の、何が起こっても感動する「感化野郎」みたいな後輩が、「いやまじ空やばいっす!やばいんっす!らぶさんまじっす、空やばいんですって!」って言ってきたら「ああ、そう、そうね、すごーい、はいはいすごーい」って言いますけど。
空、やばいっす。
オチ、今日はとくにないっす。
空、まじやばいっす。

朝から日が暮れるまでデスクワークをするという会社員パターンをあまり経験していないはずなのですが。数年の周期でやってくる、この鬼デスクワーク期間。
夕方の五時〜六時ぐらいの、あの「谷」、一体なんなんですか。モーレツに眠くなるアレ。
自宅をオフィスにしている姉②が、よくそのぐらいの時間になると「ネモい、ネモすぎてもう無理。誰か叩いて」と無駄に家族ラインに「ネモい」報告を送ってきているのですが、その意味がやっとわかりました。
確かに、これはネモい。
九時くらいから席について延々やっていると、五時の谷が一度限界ですね。だから会社は「九時五時」が定時なのか、と妙なところで納得。
その谷を越えると何故か七時から十一時くらいまでまたモーレツにデスクワークができてしまうのですが、もう無理するのやめようと想います。また風邪ひいてラジオ休みたくないしいい!!
というわけで、最近、ちょっとだけ会社員タイムみたいなパターンが珍しいがために誇らしげに鼻にかけている私です。引き続きがんばります。